最高の安全水準の滅菌オートクレーブとは?・・・安全・安心・確実のための新設備(8) |
おおはし歯科医院では、インプラント治療をはじめ高度で精密な外科手術を行います。
新しい治療法は、患者様にとって生活水準の画期的な向上など大変なメリットがあります。
現代の歯科医療は、医療の中でも治療中に出血を伴う機会の多い治療法です。
そこで問題となるのは『院内感染』です。

お口の中には、多くの病原体が棲んでいます。
医療器具は、患者様の歯はもちろん、口腔粘膜など周囲組織に接触しますし、
唾液や血液、削った歯の飛沫にも触れます。
一方で来院される患者様は、様々な病気に罹患されております。
そのため、厚生労働省では、歯科医院にオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)の普及を目指しています。
http://www.plus-b.jp/index.php?QBlog-20140720-1
このように医療機関では、
病原体の感染防御のため、オートクレーブを用いて器具を滅菌します。
さて、通常の治療で使う探針やミラーなど、
高圧蒸気が届きやすい形の、たとえばヘラのような簡単な構造をした器具の場合には、
従来のオートクレーブで、充分な安全基準を満たす滅菌が出来ることがわかっています。
しかし、
手術器具、特にインプラント治療に用いる機械や器具は、
中空構造であったり、内部の形態が複雑です。
滅菌作用の高圧蒸気が、細部にまでいきわたりません。(滅菌不良)
そのため信頼のおける日本医療機器学会のガイドラインによれば、
普通のオートクレーブでは、完全には滅菌ができないことがわかっています。
医療現場における滅菌保証のガイドライン
http://www.jsmi.gr.jp/wp-content/uploads/2015/07/guideline2010new.pdf
(2010 Guideline for Sterility Assurance in Healthcare Setting: 日本医療機器学会)
そこで、
インプラント治療を
本当に安全・安心に行うためには、
ヨーロッパ滅菌基準(EN13060)を満たす、
さらに、高度の構造を持つオートクレーブが必要になります。
このヨーロッパ滅菌基準(EN13060)に従ったオートクレーブは、
滅菌前に、内部をくまなく真空状態にする構造を加えています。
タービン等の複雑な構造物の内部までも,
一度真空にし、空気がない状態になったところに、
正しく高圧蒸気を送ることが出来、
このシステムだけが、現在のところ、
複雑な構造をしている器具・機械でも、
内部まで確実に安心して滅菌が出来ることがわかっています。
しかし、
1、滅菌のレベルが、外からの見た目ではわからない部分であること
3、手術器具の寿命が短くなること
4、手間(人件費)がかかること
などから、
販売しているメーカーの担当者の話からも、
普通のオートクレーブが普及していない状況から考えても、
EN13060の基準を満たす滅菌機械の、本格的な普及はなかなか難しいと考えられています。
当院は、通常の歯科治療以外にも高度先端医療を数多く実践しており、
内部まで確実に安心して滅菌が出来ることが必要なので、
この装置での滅菌が、必須と考えています。
特に、インプラント治療では、
他の手術処置以上に複雑な構造の器具が必要となります。
建築の耐震構造問題や、食品安全問題の例を挙げるまでもなく、
専門家は、見えない安全こそ、費用をかけるべきだと考えております。
おおはし歯科医院では、
お口と全身の健康を守ることの価値を正しく理解されている患者様に支えられて、
この設備を導入しております。
ぜひ、安心して受診してください。
おおはし歯科医院の予防・アンチエイジングのブログ
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