2016年 07月 28日
マンダレー(ミャンマー)で講演(1) |
(恵比寿駅前・インプラント学会専門医のおおはし歯科のHP をご覧ください。)
ミャンマー歯科医師会会長(前国立ヤンゴン歯科大学学長)の
Prf. Thein Kyu先生のご推薦で、
7th Mandalay Dental Conference にて講演してまいりました。
http://mdamandalayregion.weebly.com/conference.html
今回、日本からは、岡山大学矯正科・上岡寛教授、東京歯科大学歯周病科二階堂雅彦臨床教授、東京医科歯科大学歯科麻酔科・脇田亮准教授、阿部佳子講師、鶴見大学小児歯科船山ひろみ助教、そして私の5名が講師として参加しました。
ミャンマーには、ミャンマー語という母国語があります。
日常語はミャンマー語ですが、高校や大学教育では、英語で学んでいます。
そのため、最新の専門分野を学ぶ際にも抵抗なく英語圏の情報をいちはやく手に入れることができます。
その点では歯科医学分野でも、日本語で学ぶことの多い我々よりむしろ有利な点が多いといえます。
当然ながら最新の有益な技術は、構成人口の多い英語でいち早く発表されることが一般的で、そこで多くの人の目に触れ、批判や賞賛をあびることでより良い技術に洗練されていくからです。
(もちろん母国語により母国語の専門分野の教科書を用いた専門教育を受けられたことは、とても幸せで素晴らしいことだと考えていますが、今回はその議論は置いておきましょう。)
幸い現在のところ、海外から日本は歯科医学および歯科医療分野において世界トップレベルの評価を得ています。
海外在住の日本人が、わざわざ日本に一時帰国して歯科治療を受けるのは当たり前のことですし、近年は比較的経済的余裕のある海外の方が、信頼性と治療技術の高さでわざわざ来日し来院されることも珍しくなくなりました。
そのおかげもあり、今回日本から私が招聘される大変光栄な機会を得ました。
大変感謝しております。
しかし、近年日本国内ではアカデミック分野全体での緊縮財政が続いている事情や、歯科医療も長年にわたる医療費削減の影響で他の先進国では当然第一選択となる新しい有効な治療が保険診療では行えないなど、歯科を取り巻く環境はあまりにも寂しい限りと考えています。
一方、今回の学会を通じミャンマーの歯科医師から質の高い質疑を頂戴して以下のことを感じました。
厳しい選抜を乗り越え、国の知識層を構成しているミャンマー人歯科医の専門知識に対する勤勉さ、真面目さに接し、私がこれまで歯科医師として学んできたことを若き優秀な後輩に継承する充実感に満ちた喜びを感じると同時に、我が国の状況を振り返ったとき、将来にわたって日本の先進性がどれだけ維持できるかはわからないという危機感を強く感じました。
ともあれ、
近い将来ミャンマー歯科医師は、確実にASEANを代表する水準に達すると確信しました。
私は、これからも積極的に日本や海外の歯科医学の叡智を学び続け、私の治療水準を信じて治療にいらっしゃる患者様の治療の質的向上に反映させていくとともに、その感謝の形として自分の学んだ歯科医学を、必要とされる限り国内外関係なく、やる気のある歯科の後輩に伝えていく所存です。
おおはし歯科医院
院長 大橋 功
渋谷区恵比寿1-8-18 K-1ビル4階 tel.03-5420-1877
恵比寿西口駅前・おおはし歯科医院のHP
http://www.ohashi-clinic.com
おおはし歯科医院の予防・アンチエイジングのブログ
お口とアンチエイジング・・・健康長寿はお口から
http://odcantiaging.seesaa.net/
ミャンマー歯科医師会会長(前国立ヤンゴン歯科大学学長)の
Prf. Thein Kyu先生のご推薦で、
7th Mandalay Dental Conference にて講演してまいりました。
http://mdamandalayregion.weebly.com/conference.html
今回、日本からは、岡山大学矯正科・上岡寛教授、東京歯科大学歯周病科二階堂雅彦臨床教授、東京医科歯科大学歯科麻酔科・脇田亮准教授、阿部佳子講師、鶴見大学小児歯科船山ひろみ助教、そして私の5名が講師として参加しました。
日常語はミャンマー語ですが、高校や大学教育では、英語で学んでいます。
そのため、最新の専門分野を学ぶ際にも抵抗なく英語圏の情報をいちはやく手に入れることができます。
その点では歯科医学分野でも、日本語で学ぶことの多い我々よりむしろ有利な点が多いといえます。
当然ながら最新の有益な技術は、構成人口の多い英語でいち早く発表されることが一般的で、そこで多くの人の目に触れ、批判や賞賛をあびることでより良い技術に洗練されていくからです。
(もちろん母国語により母国語の専門分野の教科書を用いた専門教育を受けられたことは、とても幸せで素晴らしいことだと考えていますが、今回はその議論は置いておきましょう。)
幸い現在のところ、海外から日本は歯科医学および歯科医療分野において世界トップレベルの評価を得ています。
海外在住の日本人が、わざわざ日本に一時帰国して歯科治療を受けるのは当たり前のことですし、近年は比較的経済的余裕のある海外の方が、信頼性と治療技術の高さでわざわざ来日し来院されることも珍しくなくなりました。
そのおかげもあり、今回日本から私が招聘される大変光栄な機会を得ました。
大変感謝しております。
しかし、近年日本国内ではアカデミック分野全体での緊縮財政が続いている事情や、歯科医療も長年にわたる医療費削減の影響で他の先進国では当然第一選択となる新しい有効な治療が保険診療では行えないなど、歯科を取り巻く環境はあまりにも寂しい限りと考えています。
一方、今回の学会を通じミャンマーの歯科医師から質の高い質疑を頂戴して以下のことを感じました。
厳しい選抜を乗り越え、国の知識層を構成しているミャンマー人歯科医の専門知識に対する勤勉さ、真面目さに接し、私がこれまで歯科医師として学んできたことを若き優秀な後輩に継承する充実感に満ちた喜びを感じると同時に、我が国の状況を振り返ったとき、将来にわたって日本の先進性がどれだけ維持できるかはわからないという危機感を強く感じました。
ともあれ、
近い将来ミャンマー歯科医師は、確実にASEANを代表する水準に達すると確信しました。
私は、これからも積極的に日本や海外の歯科医学の叡智を学び続け、私の治療水準を信じて治療にいらっしゃる患者様の治療の質的向上に反映させていくとともに、その感謝の形として自分の学んだ歯科医学を、必要とされる限り国内外関係なく、やる気のある歯科の後輩に伝えていく所存です。
おおはし歯科医院
院長 大橋 功
渋谷区恵比寿1-8-18 K-1ビル4階 tel.03-5420-1877
恵比寿西口駅前・おおはし歯科医院のHP
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お口とアンチエイジング・・・健康長寿はお口から
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by ebisu-odc
| 2016-07-28 18:42
| 診療への想い
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