インプラント専門医として(日本口腔インプラント学会) |
歯を失った場合、

② ブリッジ
③ 入れ歯
の選択枝があります。
インターネット上にはたくさんの情報が氾濫していますがなかなか正しい情報は少ないようです。
一体どのような基準で、選択すれば良いのでしょう?
まずはじめに知っていただきたい事として、我が国には、歯科医学の中心的な学術研究組織として日本歯科医学会が存在し、現在21の専門分科会が存在します。
私は、その正式な分科会の中で最大会員数(現在、約1万5千人)である、日本口腔インプラント学会の専門医です。
その立場から、歯を失った患者様がどのように咀嚼機能の回復をしたらいいかご説明したいと思います。
(この学会の認定する専門医は、全国の歯科大学のインプラント科の教授をはじめとする教官や、著名なインプラント臨床家を中心に現在全国で800人ほどしかいません。
厚生労働省の認可の下、公益社団法人であるインプラント学会の認定する専門医は、、国民の期待にこたえるべく、現在その取得も継続もかなりハードルの高いものとなっています。)
(口腔インプラント学会認定制度についてはこちら:http://www.shika-implant.org/certification/index.html)
現在、インプラントは、正式なトレーニングをした歯科医師が、CT等を応用して正確に診断し適切に行えば、大変安全かつ安心な治療で、長期間にわたって快適にお使いいただける治療法であることは、日本のみならず世界的にコンセンサスを得ていることもご存知のとおりです。
しかし当院では、インプラント専門医資格を有していますが、歯を失った患者様全てに、インプラントをおすすめしているわけではありません。
まず、①~③の治療方法それぞれについて、その長所短所をお話しいたします。
次に、その患者様の全身的な健康状態、年齢、お口の状態、治療期間、費用など治療法の選択に関する大切なポイントを相談いたします。
これらを総合的に評価し、患者様のご希望を最優先しつつ、専門家として患者様にとってどの治療法があらゆる観点から最適であるのかご相談いたします。
歯を失った方の治療の最大の目的は、よく咬めるようになって健康を維持することであり、
①~③の方法は、それを実現するための手段に過ぎません。
(詳しくは当院ブログ:歯を失った方へ をご覧ください)
私は、①、②の方法についても、インプラント同様に専門家としての高度な卒後研修をおさめております。
①入れ歯に関しては、卒後研修を母校の医歯大の大学院で専攻し、博士号を授与され(医歯大医局)、
②については世界一のクラウンブリッジの大家の藤本順平先生に理論から実践までしっかりとご指導いただきました(藤本順平先生)。
私自身、どの治療法にも多数の長期症例を担当させていただいており、それぞれの条件ごとに特有の長所短所があることをよく理解し、自信と愛着をもって真摯に日々治療させていただいております。
これまでどの治療法を行った患者様にも、大変喜んでいただいております。
(また実際には、同じ患者様のお口の中でも①から③の治療法の組合せで行うことがインプラントだけで行った場合よりも、総合的に判断して患者様にとって良い結果をもたらす症例が非常に多数あります。)
したがいまして歯を失った患者さまに対して、どれか一つの治療法に偏ることなく、患者様とよく相談しながら本当に適した治療方法を選択し、かつ高い治療水準で安心して提供できると自負しております。
またかみ合わせの回復後は、口腔インプラント学会ならびに臨床歯周病学会認定資格を有する専門歯科衛生士が、担当制でお口の状態をよく把握しながらメンテナンスを行います。こうして最良の状態を長期にわたり維持できるようにスタッフ総力でサポート致します。
(当院ブログ:歯を失わないために もご覧ください。)
歯を失い、かかりつけの歯科医院でインプラントしかないとすすめられているけれども、なんとなく不安の方など治療法の選択でお悩みの方は、どうぞ遠慮なく安心してご相談ください。
恵比寿・おおはし歯科医院のHP
http://www.ohashi-clinic.com
おおはし歯科医院の予防・アンチエイジングのブログ
お口とアンチエイジング・・・健康長寿はお口から