2019年 03月 26日
歯科的見地からの健康寿命の延伸…横須賀健康プロジェクト・シンポジウム |
(恵比寿駅前・日本抗加齢医学会専門医のおおはし歯科のHP をご覧ください。)
「スカ健プロジェクト」シンポジウムを聴講して参りました。
「スカ健プロジェクト」とは横須賀健康プロジェクトの通称で、急速に高齢化が進む横須賀市の高齢者の健康を考えるシンポジウムです。
このプロジェクトは横須賀市にある神奈川歯科大学を中心としたアカデミアと、行政(県、横須賀市)、関連団体(医師会、歯科医師会等)そして市民が協力していくことが特徴です。
横須賀市は、三浦半島の大部分を占め、約40万人ほどの(保健所を独自に設置できる)中核市であること、都心に近く交通の便も非常に優れており、都心にも約一時間という地域です。
「歯科的な介入プログラムの構築が横須賀市の健康寿命の延伸に貢献する」
という仮説に基づき、介入研究を実施することを検討している点で、現在、全国の医療者、行政が注目しています。
最近になって、
1、歯周病などの歯科疾患が認知症の進展や大腸がんの浸潤を促進すること
2、血管障害を引き起こすこと等、口腔の健康が全身の健康に深く関連していること
が明らかになっています。
また、歯の欠損による口腔機能の不全状態は、
1、全身機能低下
2、要介護認定
3、総死亡
のリスクを上昇させることから、
健康寿命に影響を及ぼす
ともいわれています。(シンポジウムより)
今回、この分野をリードされている第一人者が勢揃いされ、大変濃厚で実りのあるシンポジウムでした。
主催者の先生方に、大変感謝しております。
おおはし歯科医院
大橋 功神奈川歯科大学附属病院 同大学HPより
by ebisu-odc
| 2019-03-26 19:07
| 本当の健康長寿歯科
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